
栄養学は動物たちの生きる楽しみ「食」を守ること。ペットの自然療法士として静岡を拠点に活動している高橋恵美さん、先天的にさまざまな障害を持って生まれてきた愛犬との出会いが「自分の歩く道」のスタートでした。
山あり谷ありの人生の道程を自分の足で歩く、ウナタレ&fitfit世代に贈る応援歌。
第一回目のゲストは、犬と猫の自然療法講師 として静岡を拠点に活動しながら、全国の動物を愛する飼い主さんからオファーが絶えない高橋恵美さん。ペットの自然療法歴・栄養学によるごはん作りの歴史は15年以上、アニマルクレイのプロ養成講座にて現在30名以上のアニマルクレイテレピストを育成する凄腕な一面がある一方、見返りを求めずに動物のために奔走する熱い人柄で、家族や多くの飼い主さん、動物愛護の仲間たちから愛されています。
恵美さんが、なぜこの道を進もうと思ったのか、ここまでの出会いと歩み、仕事・家族・ペット・自分を取り巻く愛するものたちと、どのように共存して人生の道のりを豊かなものにしているのかを語ってもらいました。
愛犬の障害を知り、歩くべき道を決意。
人間の都合で愛犬の生きる楽しみを奪っているんだと気づかされて
「起業して自分がこんなことをする人生を歩くとは思っていなかったんですよ」と、高橋恵美さんは自身の人生を振り返る。看護師さんとして働いている時に、静岡出身の男性と25歳で結婚。一男一女が産まれ、家事と子育てに専念した20代30代だった。動物好きの子供達の要望で犬が飼いたいという話になったのもこの頃だ。家族会議の結果、小型犬のティーカッププードルを家族に迎えた。
もともと小さな体の小型犬だとは思っていたが、なかなか餌を食べずに痩せたまま、一向に大きくならない。そういうもんだよ、と夫や子供は気にしていないようだったが、恵美さんは気になってしょうがない。「一緒に生活している家族だから、子供達と同じように健康に成長して欲しいと感じていました。」
体が痩せたままのトイカッププードルのトイちゃんを抱え、何個か動物病院を回ると、先天的な障害が見つかった。トイカッププードルという現代の日本家屋で飼いやすい犬種であるトイちゃんの障害は無理なブリーデイングによる先天的なものだった。
犬を飼うこと、命を預かるということ、動物の障害、何も知らなかった恵美さんは、獣医の先生に言われるがままに手術を受けるつもりだった。しかし、トイちゃんの体はあまりに小さい。こんな小さな身体で手術に耐えられるのか、不安と疑問が拭えない。
元来、思い込んだらトコトン調べ追求する気質の恵美さんは、疑問を拭うために夜な夜なトイちゃんがどうしたら手術をせずに健康に成長できるかを調べ始めた。

ペットとの生活は「どれだけその立場になれるか」だと痛感。
その後、トイちゃんの障害について調べまくりながらも、自分の手で何かできることはないかと アロマ・ハーブ・マッサージ・クレイと様々な犬のための自然療法を学びはじめた恵美さん。
以前から 人間のための自然療法は一通りの資格取得をするまで学び続けていたが、それを 犬に使える・使おうとはつながらなかったため、愛犬が少しでも楽になるように、気持ちよく生きていけるように、と動物に対して自然療法を活かすことになるとは!と自分でも驚いたそう。
そして、超スパルタの犬のトレーナーさんとの出会いが恵美さんを大きく変化させた。愛犬というよりも飼い主さんのトレーニングと言っても過言ではない講習を受けたときのことだった。
「動物にとって食べることと、お散歩(遊ぶこと)だけが生きている楽しみなのに こんなカリカリのご飯ばかり食べさせられて、食べないからって別のカリカリ与えられて、食べる楽しみも奪われて、かわいそうだと思わないのか?」と衝撃の指摘を受けたのだ。
「どんなに栄養があって、バランス取れているからといって、あなた、毎日カロリーメイトを食べさせられたらどうよ? 一生の半分の楽しみを奪ってそれでいいの?! 」
「その言葉にショックを受けました。愛しているつもりでも、それは人間の一方的な思い、自分が可愛いペットから癒しをもらっていただけで、この子たちの幸せについて全く考えていなかったんだ。」と、その晩は眠れなかったと恵美さんは話す。
それから動物の栄養学についても徹底的に学び始める。
「犬のご飯といっても ドライフード・ウェットフード・フリーズドライ・エアドライ、手作りごはんの中でも 加熱食・薬膳・自然食(生食)、ドライフードと手作りミックス と多種多様。獣医師・動物の栄養専門の先生・トリマー・栄養士・・と多方面から栄養についての知識を増やしました。犬の自然食のパイオニアである本村伸子獣医師に師事し、15年たった今も学びは終わりません。」
自然と芽生えた起業という選択
そうして生まれたのが「ペットの自然療法士」というビジネスだった。これまでの自分のさまざまな経験で培ってきた知識やスキルを、自分だけではなく多くの飼い主さん達に伝え、役立ててもらう。それは自然と芽生えた、飼い主さんとペットの双方に幸せになってほしいという欲求に動かされた結果でもあるという。
「栄養学は動物たちの生きる楽しみ。そして食べることは生きること。 この思いを持ち続け、食べる楽しみを感じて動物が生きられるようにと続けています。」
今では全国の悩める飼い主さんから、多くの相談もやってくる。多岐にわたる飼い主とペットの関係、ペット個体の特徴、栄養状態、そういうことも加味しながら、多くの相談に答えるのは指名だと感じている。
「ビジネスにしたのも、広まって欲しいからなんです。無料だと怪しいじゃない?幸せな動物が増えてほしいだけなんですよね。本質的にはお節介なおばさんなのかも。だからこの先もずっと変わらないと思います。」と明るく笑う恵美さん。
天職という自然療法の仕事をしながら、地域の保護猫の活動も全力で取り組んでいる。
その足取りは、恵美さんの愛犬のドーベルマンのごとく、力強く俊敏だ。


私のお気に入りの一足
毎日、朝夕と2回の愛犬の散歩、保護猫の捕獲活動、とにかく活動量の多い恵美さんの生活を支えるのは、fitfitの片足わずか210kg超軽量の「ソフトキルトLITEスニーカー」

「このスニーカーだと私、愛犬たちより速く走れちゃうと思います。時々、散歩とかでも思いっきり走らせてあげたりするときがあるんですが、いつも追い抜いています。スポーツブランドのわかりやすいロゴやマークがないのも綺麗目の洋服でも合わせやすくて気に入っていて。保護猫活動の仲間達にも、どこで買ったの?とよく聞かれるんです。
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